マッサージというと筋肉の凝りを強い力でグイグイ揉みほぐしていくというイメージを持たれる方が多いかもしれません。
けれど、強すぎる力は実際に筋肉を傷つけてしまうことがあります。
また、頭では強く揉んでもらわないと効かないと思っていても、体は抵抗しているという場合もあります。

「はるのいざない」のマッサージは、心地の良い刺激により、血流を改善し、鈍っている神経を目覚めさせていきます。

マッサージ(着衣)

正式には、ヨーロッパで生まれた肌に直接ほどこしていく手技療法のことをマッサージと言います。

着衣の上から行う手技には、あん摩や指圧があり、筋緊張が強く解した方が良い場合は、拇指圧を多く用いることもあります。

オイルマッサージ

デコルテ・腕・脚・背中。
そして、お腹は希望なさる方のみ行っています。

指圧はあまり好きではないという方も、ぜひ、体験してみてください。

なお、皮膚から吸収されるオイルは、量が多ければ多いほど良いとは思っておりません。
手の滑りが良くなる範囲で使用いたしますので、終了時の拭き取りは行っておりません。
それでも、ご希望がありましたら仰ってください。

使用するオイル

マッサージには、右側の写真の、『大地と光のマッサージオイル 無香料』を使用いたします。
こちらは、エドガー・ケイシーが、多くの人に勧めたという「ピーナッツオイル」と「オリーブオイル」のブレンド油になります。

詳しくは発売元であるテンプルビューティフルさんのホームページをご覧頂きたいのですが、成分は、ピーナッツ油、オリーブ果実油、液状ラノリン、トコフェロールです。

ラノリンは羊毛油で、肌への刺激を和らげるために少量添加すると良いとケイシーが勧めたそうです。

トコフェロールはビタミンEのことだそうです。

ピーナッツアレルギーの方は使用しないよう記載されています。
現在はこちらのみですが、他のオイルを希望なさる方がいらしたら事前にご相談ください。


補足

脊髄がおさまっている脊柱管の両脇には、細胞の集まる神経節が神経線維の束(幹)によって数珠玉のように繋がれている交感神経幹が走っています。

この神経節は2本の交通枝によって脊髄神経と繋がっているのですが、エドガー・ケイシーは、この部分を重要視し、自律神経系と脳脊髄神経系の協調の大切さを繰り返し語っています。

日本エドガー・ケイシーセンターの会長である光田秀先生の著書『エドガー・ケイシー療法のすべて4』によりますと、ケイシーは、この自律神経と中枢神経のバランスをとるため、「オステオパシー的マッサージ」を不調に悩む多くの人に勧めたそうです。

また、第1部ケイシー療法と神経疾患Ⅰには、

(前略)「背骨の両側を、背骨に沿って円を描くようにマッサージしなさい」というのがケイシーの指示です(後略)

『エドガー・ケイシー療法のすべて4』p.92

と、そのやり方も記されています。

「はるのいざない」のオイルマッサージは、この「オステオパシー的マッサージ」を取り入れるとともに、『DVD ケイシー・ライリーマッサージ』も参考にしています。

エドガー・ケイシーは、リーディングの中で、ハロルド・ライリー氏を優れたセラピストと称賛し、わざわざ指名することもあったそうです。



補足

オーストリア出身の精神科医ウィルヘルム・ライヒが「筋肉の鎧」という言葉を使ったように、胸の上部や肩周りの緊張が非常に強い方がいらっしゃいます。

そのような場合は、神経や血液などの流れを改善するためにも、マッサージで筋肉を解していくことが有効だと思っています。

生命に危機が迫る状況において、体は、本人を守るため、時に上部頚椎を歪めてまで神経や血液の流れを止めようとします。

そして、危機が去った後も元に戻らず、それによって生じる不快さも感じなくなってしまう場合があります。

感情と同じく、意識にのぼらなかった痛みや不快さは解放されずとどまってしまうため、筋肉が解れ感覚が戻ってくると、次から次へとそれらが浮上してくることがあります。

頻繁に起こる訳ではありませんが、このような場合、特に慎重に解していく必要があります。