強い力でグイグイ揉みほぐしてもらわないとマッサージを受けた気がしないという方が多いことは承知しております。
それでも、強すぎる力は実際に筋肉を傷つけてしまうことがあります。
また、頭では強く揉んでもらわないと効かないと思っていても、「からだ」は抵抗しているという場合もあります。

「はるのいざない」のマッサージは、心地の良い刺激により、血流を改善し、鈍っている神経を目覚めさせていきます。

正式には、ヨーロッパで生まれた肌に直接ほどこしていく手技療法のことをマッサージと言い、着衣の上からは、あん摩や指圧などの手技を用いていきます。
筋緊張が強く解した方が良い場合は、拇指圧を多く用いることもあります。

肩の緊張、気づいていますか?

肩の力が抜けないと悩んでいる方がいらっしゃる一方、
いつも肩が上がっているのに全く気づいていないという方もいらっしゃいます。

後者の方の中には、危機が迫る状況で、「からだ」が、本人を守るため、首のところで神経や血液の流れを止めようとしたことがあるのかもしれません。
危機が去った後も流れは元に戻らず、それによって自分の「からだ」の不快さを感じなくなってしまう場合もあるのです。

精神科医ウィルヘルム・ライヒは「筋肉の鎧」という言葉を使いましたが、肩の緊張は、ネガティブな感情を抑え込んだ結果だけではなく、「からだ」に問題が生じていることもあるのです。

そのような場合は、神経や血液などの流れを改善するためにも、マッサージで筋肉を解していくことが有効だと思っています。

感情と同じく、意識にのぼらなかった痛みや不快さは解放されずとどまってしまうため、筋肉が解れ感覚が戻ってくると、次から次へとそれらが浮上してくることがあります。

やはり感情と同じく、無視した痛みや緊張に気づいてあげると、いつの間にか去っていきます。

「からだ」を感じられなかった月日が長いと、解放する道のりも少々長くなりますが、理由のわからない緊張や恐れを抱えつづけて生きることを思えばわくわくするチャレンジになると思います。