痛みとは? 私の口腔顔面痛体験

体が生命の危機を感じ、自律神経の活動に変化が生じるトラウマ体験。

解放できず過剰なエネルギーを抱え込んでしまったり、自律神経が以前の状態にもどらなかったり。

時には、あの体験が関係していると考えられないほど時間が経ってから、様々な症状が出てきてしまうこともあります。

強過ぎる恐れ、緊張、不安だったり精神的な症状だけではなく、体の不調や原因不明の痛みに繋がることもあるようです。

でも、激しい痛みと、恐怖症のような強い精神症状の両方に苦しんでいるという方は少ないように思うのですが、どうでしょうか?

自分の場合、脳神経を除けば、内臓などの不調が長く続くということもなく今までこれましたし、記憶に残っている(あれは痛かった!)という体験も、とても少ないです。

昨年ぐらいから、体の緊張や不快さはわかるようになったけれど、痛みはまだ感じづらいのではないかと思い始めていたほどです。

亡き母から、「手術の後、『痛い、痛い』と泣かれて困った」と、数回、言われたことがありますが、おそらく3回、小学生になる前に受けた斜視の手術。
最初は、1歳になるかならないかだったと聞いています。

ネットか何かで、医療において、昔は乳児期の子供が体験する痛みに対して、今ほど気を配っていなかったという記事を読んだことがあるような。

虫歯の治療にしたって、半世紀前と比べたら、今は、痛みを伴わなくなりましたし、斜視の手術はもちろん全身麻酔でしたが、術後、目覚めたときの痛みは、とてもショックだったと思います。

けれど、目が痛かった記憶は全くないのです。

たぶん記憶を消したのでしょう。

そして、もう二度と体験したく無いものとして痛みを選んだのではないかと、思えたりもして。

だいたい、虫歯が進行していると言われたときも強い痛みは感じなかったのは、おかしいとも感じはじめていました。

目や歯など、顔面の感覚を脳に伝えているのは、第5脳神経・三叉神経です。

名前の通り脳幹から出てみつまたにわかれていて、
第1枝は眼神経
第2枝は上顎神経
第3枝は下顎神経
と、支配領域を想像しやすい名前がついています。

また、第3枝は感覚神経と運動神経の混合で、咀嚼筋に分布し顎運動を司っています。

顎関節の緊張も長い年月の間にずいぶん解放してきたつもりですが、やはりまだまだ残っていて。

facebookで見て気になっていた、エドガー・ケイシー関連の商品も扱っている大阪のクシロ薬局さんのエシュルン 五大繋香油「空」というエッセンシャルオイルを購入し、持っていたクリームにひまし油少々と一緒に混ぜて額や、後頭部と首の付け根に塗り始めていた私は、それを顎関節にも使い始めました。

同時に咀嚼筋のストレッチと口の開閉を行なっていたのですが、少々強かったのかもしれません。

特に強い左顎関節の緊張が緩んできたと喜んでいたのも束の間。

記憶にある限りあまり経験したことのない強い痛みというものが出てきてしまったのです。

左下の奥の歯の根っこが一番痛むのですが上の奥の歯も痛いし、耳の後ろの骨も痛い。

夕食後だとか、何かのタイミングで痛みだして、体を起こしていられず横たわり耐えるものの、なぜか直に治まるとわかっていて、その通り十分も経たずに治まってくれます。

でも、毎日数回、耐えねばいけないとしたら、やはり精神的な負担となる痛みです。

歯の健診をしてから、それほど日は経っていませんでしたが、症状を訴え歯医者に行きました。
レントゲンの結果、やはり治療の必要な虫歯などは見つからず痛み止めを処方され帰ってきました。

私の場合、今も左後頭部にはエネルギーのブロックがあって、生まれたときには左側頭部の骨が押されたように左目が強い内斜視になっていました。

もしかしたら、赤ん坊だったころ、歪んだ頭のせいで、左顎の周囲に今のような痛みが出ていた可能性もゼロではありません。

そうだとしたら、言葉で伝えることも出来ないし辛かっただろうな。

昔、ボディーワーカーから、
「体は、耐えられないほどの痛みをいっぺんに思い出したりはしない。」
と、言われたことがありますが、過去の痛みを思い出しているにしては強すぎると思いながら、想像を巡らせていました。

恥ずかしながら口腔顔面痛という名前も、その時、はじめて知りました。

口の開閉によるストレッチで顎関節がほんのわずかズレたのが原因ではと後悔もちらつく日々。

けれど、長くても2ヶ月は続かなかったように思います。

いつの間にか痛みは消え、以前の生活に戻っていました。

けれど、この騒動には置き土産があったのです。

痛みに襲われる日々のなか、ある時から、幼児期に上下ともに被せ物をした奥の歯が触れ合ったとき、金属のぶつかる感覚がなんとも不快に思えてきたのです。
おまけに、奥から2番目は、歯の高さの調整が合っていなくて、噛み合わせがおかしいということに50年経って気づいてしまったのです。

それまでも、被せ物の隙間がしみたりして、右の奥歯を使うことが多いのは気づいていました。

鏡で見ると左の頬だけ筋肉が落ちていますし、左で噛もうと思ってもなかなか続かなかったのです。

でも、噛み合わせがおかしいなんて、全く感じたことがありませんでした!

やはり、生活に支障が生じないよう、歯の感覚も鈍くなっていたのでしょうね。

頭部の左側だけエネルギーの流れがスムーズではないのは、目だけが原因ではなかったようです。

歳を取って歯が抜けるということも他人事に思えていましたが、感覚が戻らないままだったら、ある日突然ポロポロと、なんてことだってあったかもしれません。

本来は全ての不調が自然治癒していくとしたら、治癒しないのはなぜなのでしょうか?

口腔顔面痛がなぜ起きて、なぜ治ったのかこれからも探究していきたいと思っています。